『ニキビのココ見直そう!』
季節の変わり目に入り、
お肌のトラブルが起こりやすい時期になりましたね。
そんな時期に気になるのが、
いくつになっても気になる吹き出物(ニキビ)
ニキビは思春期に出来るものですが、
オトナになってできる
大人ニキビと呼ばれている物が“吹き出物”です。
☆大人のニキビに対しての美容鍼灸
美容鍼灸ではニキビに対して直接対応する、
お顔のみの施術ではなく
ニキビを作ってしまっているお体も施術していきます。
ニキビの原因となっている箇所を
根本からアプローチしていくことが
何よりも大切という考えからです。
また『肌は内臓の鏡』言われています。
便秘が原因となる時には便秘へのアプローチをしますし、
ホルモンバランスの乱れによって起こる
月経周期に問題があればホルモン調節機能を行ないます。
そうすることでニキビの原因と考えられる要因に対して
一つ一つ美容鍼灸で対処していくことができるのです。
一見的外れな療法かと感じられるかもしれませんが、
原因の追及がニキビのケアに繋がります。
乾燥ニキビをケアのために、
乳液や化粧水を保湿効果のあるものを使い、
冷えを入浴や重ね着で難を逃れようとしますが、
根本的な解決にはなりません。
鍼灸は薬を使用するより時間がかかりますが、
副作用の少ないご自身の自然治癒力を
最大限に利用しながら、
美しい肌を目指すことができます。
ご自身で自覚のなかった不調が
実はお肌のトラブルの原因である
ということもあるのです。
美容鍼灸でお顔の筋肉に
刺激を与え血行を良くして、
お肌のサイクルを
正常に戻していくことを考えましょう。
持っているお肌の力を引き出してあげると
乱れたターンオーバーを
正常に取り戻すことができます。
ゆっくりではありますが、綺麗に変わっていきます。
ニキビについてですが、
医学的には【ざ瘡】と呼ばれており、
日本皮膚科学会で
重症度判定基準を定めています。
基準は以下のもので個数によって判断されます。
軽症
→顔の半分に炎症性皮疹が 5 個以下
中等症
→顔の半分に炎症性皮疹が 6 個以上 20 個以下
重症
→顔の半分に炎症性皮疹が 21 個以上 50 個以下
最重症
→顔の半分に炎症性皮疹が 51 個以上
吹き出物の状態で進行度や対策も変わってきます。
①白いニキビ…一番治りやすいもの。
②黒いニキビ…
たまった皮脂が酸化して
黒くなってしまった状態。
③赤いニキビ…
黒いニキビが悪化し炎症が起きている状態。
④黄色いニキビ…
赤いニキビが重症化して
膿がたまって黄色く見える状態。
①〜④の順番で治りづらい吹き出物になっていきます。
早い段階で対策をし、治していくことが重要です。
☆思春期ニキビと大人ニキビ
思春期ニキビはホルモンの分泌により
皮脂が過剰に分泌することが原因でできます。
それに対して大人ニキビの原因は複合的なもの。
ストレスや睡眠不足、
過度のアルコール摂取や
生理前に分泌される黄体ホルモン、
紫外線などなど、あらゆる原因が考えられます。
そしてこれらの様々な要素が絡み合って、
角層、つまり肌の表面の状態の悪化を招きます。
肌状態が悪化しているときは
角層のバリア機能が低下しているので、
それを補うために皮脂量が増えて毛穴が詰まり、
ニキビの原因菌・アクネ菌が増殖してしまうのです。
おでこや髪の生え際にできるニキビは、
シャンプーやトリートメントの
すすぎ残しが原因の場合が多いので、
下記“大人ニキビのチェックポイント”を見る前に、
一度ご自身のご入浴法を思い返してみてください。
≪大人ニキビのチェックポイント≫
食事チェック項目
・外食の頻度が多くなってないか?
・野菜の摂取量が少なくなっていないか?
・甘い物の摂取量はどれくらいか?
・脂っこい物を多量に摂りすぎていないか?
生活習慣のチェックポイント
・ストレス対策として
どのような方法をおこなっているか?
・睡眠の状態は良好か?
・月経周期の乱れはないか?
・運動不足に陥っていないか?
・排便は定期的に毎日あるか?
摂りすぎている物と不足している物を明確にして、
食事の見直しもニキビ改善には必須です。
しっかりセルフチェックの参考にしてみてください。
≪ニキビ予防策≫
☆紫外線対策
紫外線は美肌の大敵。
浴び続けると肌のバリア機能が低下して
水分蒸散が進んで乾燥を引き起こし、
ニキビ以外にも様々な肌トラブルを引き起こします。
また、ニキビ跡は炎症性の色素沈着なので
紫外線を浴びることで
色が濃くなる恐れもあります。
しっかりとUVケアをすることは
ニキビだけでなく
様々な肌トラブルの予防になります。
☆毛穴洗顔
アクネ菌は毛穴の汗や皮脂を
栄養分として増殖するので、
たっぷりの泡での洗顔が大切。
気温・湿度共に上昇して皮脂が出やくなるので、
朝・晩欠かさずに洗顔料を使って洗いましょう。
逆に洗い過ぎは必要な油分を奪ってしまい
皮脂の分泌が活発になるだけでなく、
肌にも負担がかかるので、
多くても朝・昼・晩の3回までにとどめましょう。
☆ニキビ用基礎化粧品
生理前に必ずニキビができるなど、
頻繁にできる人は
ニキビのできやすい体質と言えます。
できやすい時期はニキビ対策のシリーズの化粧品で、
そうでない時は化粧水だけでも
ニキビ対策製品を使いましょう。
☆日中も保湿ケア
乾燥が肌のバリア機能を低下させます。
スプレータイプの化粧水を直接顔に吹きかる、
ミストをティッシュに吹きかけて肌を抑えるなど、
日中お化粧の上からできる
保湿ケアをすることも大切です。
☆冬ニキビ
乾燥が肌のバリア機能を低下させます。
一般によく知られている、
汗や皮脂が原因で起きる『夏ニキビ』と違って、
冬特有の『冬ニキビ』というものが存在します。
冬ニキビの原因はなんといっても乾燥。
角質層の水分量が低下することによって、
肌のバリア機能が下がってしまい、
毛穴が異常角化となり、
ニキビをひきおこしてしまうのです。
また東洋医学の観点から言えば、
冷え性が冬ニキビの原因になるという
一説もあるそうです。
冷えが血行不良を引き起こし、
さらにホルモンバラスを崩し悪循環になるため、
冬ニキビに繋がるという考えからなんだとか。
いずれにせよ、『乾燥』 『冷え』といった
冬ならではの要素が
冬ニキビの大敵だということは言えそうです。
☆背中ニキビやお尻ニキビ
大人ニキビはあごのラインや口元にできやすく、
繰り返す・跡が残りやすいのが特徴です。
背中やお尻は皮脂の分泌が活発に行われ、
汗をかくなどして汚れやすい場所なのです。
いつも衣類で隠れ覆われており、
衣類により摩擦や蒸れがアクネ菌の繁殖の原因となります。
更に座ったり、仰向けになるなどで、
強い圧力がかかり血行が悪くなり、新陳代謝が下がります。
新陳代謝が低下すると、お肌のターンオーバーが乱れ、
角質が厚くなり毛穴を塞いでしまいます。
古い角質や皮脂を栄養としてアクネ菌は増殖するため、
ニキビは繰り返しでき、
やがて黒ずみへと変化していくのです。
☆おわりに
大人のニキビをケアしていく段階で大切なことは
無理して自分なりの方法でケアしないことです。
逆に悪化を招いたりすることも、
かなりの確率で考えられます。
機会があれば東洋医学からなる
美容鍼灸の専門家に頼り
根本的解決の施術を施して下さい。
また施術内容として
食事内容の変更も必須となりますので
気軽に鍼灸院で相談してみることをお勧め致します。
基本的なケアを一つ一つ丁寧にして、
肌のターンオーバーが正常に行えるように
整えてあげることがニキビ対策、
さらにはほかの肌トラブルの予防になります。
コツコツといい肌を目指してケアをしていきましょう。
当院は「真の美しさは健康から」をモットーに施術しています。
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