こんにちは。
毎日行うスキンケアですが、
『ちゃんとできているかな?』と
不安になることはありませんか?
そこで今回は、
『正しいクレンジングと洗顔』
についてお話します。
まずはクレンジング料選びから。
クレンジング料は、主に油分と界面活性剤でできています。
界面活性剤は、メイクを落とす油分と、
洗い流す水分が混ざり合うように
橋渡しをする役目をしています。
界面活性剤が多く含まれる物ほど
メイクオフ力が強く、またお肌への負担も大きくなります。
《クレンジング料の種類と肌への刺激》
★★★★★ シートタイプ:
油分を含まず、界面活性剤の洗浄力だけで
落とすので刺激は強い。
さらにシートで擦ることによって、
肌には小さな傷がつきやすい。
★★★★ オイルタイプ:
界面活性剤を多く含むので、
メイクオフの力が強いのが人気。
その分お肌へのダメージも大きいので、
特に濃いメイクの時のみ使用するのが良い。
★★★ ジェルタイプ:
乳化していない透明のジェル状のものは、
界面活性剤を多く含むので負担大。
クリームのような乳白色タイプなら○。
★★ クリームタイプ:
適度な油分を含み、肌へのやさしさと
メイクオフ力を兼ね備えている。
(メーカーによってバラつきあり)
★ ミルクタイプ:
肌にはやさしいが、水分が多いため
メイクオフ力はいまひとつ。
薄づきメイクの人向き。
普段使いにオススメなのは、
油分と水分のバランスがいいクリームタイプ。
ミルクタイプはお肌にやさしいですが、
メイクオフ力が弱いので擦りすぎに注意が必要です。
クレンジング料を選んだら、
次は正しいクレンジング方法です。
はじめに、マスカラや口紅などの
ポイントメイクを落としましょう。
ポイントメイクは、同じメーカーの
専用リムーバーを使用することをオススメします。
《ポイントクレンジング》
①コットン3枚に、専用リムーバーが
裏に少ししみるくらい含ませる。
②両目&口元にのせてフィットさせ、
メイクが浮いてくるまで約1分おく。
③コットンをゆっくり動かし、
メイクアップ料を拭い取る。
※ここでアイラインや口紅が残っていても、
擦らずそのまま全体のクレンジングへ。
次に全体のクレンジングです。
メイクを落とす作業は、お肌への負担がとても大きいので、
下記の行為に気を付けましょう。
※ゴシゴシ擦る
→角層に傷がつき、肌トラブルの原因に。
※クレンジング料が少ない
→摩擦が起きやすくなる。使用量を守りましょう。
※時間をかけすぎ
→肌のうるおいまで取りすぎてしまう。
※熱湯や冷水ですすぐ
→熱湯は乾燥の原因に、
冷水は油分が固まって汚れが落ち切らなくなる。
《全体クレンジング》
①クレンジング料を手のひらに指定の適量の半分とる。
②最初に皮膚の強いTゾーンにのせ、
指の腹で軽くなじませる。
③残りのクレンジング料をとり、
Uゾーンに伸ばし軽くなじませる。
④最後に、皮膚の弱い目元や口元にクレンジング料を伸ばし、
特にやさしく丁寧になじませる。
⑤人肌程度のぬるま湯で、手早く洗い流す。
多少のベタつきが残っても、
続けて洗顔をすればスッキリ!
☆クレンジング時のポイント☆
- 作業は手早く、すすぎまで約1分で終わらせましょう。
- クレンジング料をなじませる時は、
卵を割らない程度の力加減でやさしく。 - 小鼻、下唇の下は汚れが溜まりやすいので念入りに。
どうですか?
簡単にできそうだと思いませんか?
毎日のクレンジングを少し変えるだけで、
トラブルが起きにくいお肌に近づけます。
さて、次のステップは洗顔です。
《洗顔の役割》
まずは洗顔の役割から。
皆さんご存知の通り、
洗顔はお顔の汚れを落とすために行うものです。
お顔の皮膚は、衣服に覆われている身体と違い、
ほこりや排気、タバコの煙などにさらされています。
さらに汗や皮脂、古い角質、
メイクアップ料などが混ざり合い、
お肌の汚れとなるのです。
これを放っておくと、
雑菌が繁殖したり皮脂が酸化したりして、
皮膚への刺激物と変化する可能性があります。
クレンジングは油性の汚れを落とし、
洗顔は水性の汚れを落とす役割があるので、
メイクをした日はW洗顔が必要なのです。
《洗顔選びのコツ》
次は、洗顔料選びのコツです。
皆さんはどんなタイプの洗顔料を使っていますか?
乾燥肌だからしっとりタイプ?
日焼け跡が気になるから美白タイプ?
実は、洗顔料に保湿や美白などの成分が入っていても、
すすぎの時に全部流れてしまいます。
しっとりタイプの洗顔料には、
油分が入っていてお肌に残るため、
洗顔後にしっとりと感じられます。
しかし、その油分で皮膚に膜が張られた状態だと、
化粧品の浸透の妨げになってしまうことも。
洗顔料は、
『しっかり汚れを落としてくれるもの』を
選びましょう!
≪洗顔料の形状別の特徴≫
1.固形石鹸:
余分な油を含まないものが多い。
オイリー肌の人は浴用石鹸でも可。
2.洗顔フォーム(クリーム、リキッド):
お肌への負担はさまざま。
しっとりタイプの多くは、
30〜40%の油分を残し、油膜を残す。
3.パウダータイプ:
洗顔フォームと同様に、
洗浄力が強いものから弱いものまでさまざま。
4.泡タイプ:
手早くさっとできるのが魅力だが、
強い界面活性剤を配合しているものもある。
固い泡は、発泡剤が多い。
5.泡立たないタイプ:
超しっとりタイプ。洗浄力が弱く、
汚れが十分に落ちない。
敏感肌の人向け。
特にオススメなのは、普通の固形石鹸です。
シンプルな固形石鹸は、しっかりと汚れを落とし、
お肌に余分なものを残しません。
自分の使いやすいタイプの洗顔料で、
なるべくシンプルなものを選ぶといいですね。
洗顔料を選んだら、次は正しい洗顔の方法です。
《あなたは大丈夫?洗顔の仕方チェック》
まずは、やってしまいがちな洗顔の仕方チェック!!
・泡立てが足りない:
泡の量が少ないと、洗顔料の濃度が高すぎるうえ、
摩擦の原因になります。
・ゴシゴシ擦りすぎ:
洗顔は摩擦で洗うのではなく、泡で汚れを落とすもの。
擦ってしまうと角層を傷つけるだけです。
・すすぎ不足:
生え際やあご下など、泡がついたままだと、
お肌への刺激になってしまいます。
・時間のかけすぎ:
長々とやりすぎると、当然お肌の負担に。
洗浄剤だという事をお忘れなく。
・仕上げに冷水:
肌を冷やすことで毛穴が一時的に
締まったように感じますが、
その冷却効果は30分ともちません。
また、急激な温度変化は、赤ら顔の原因になることも。
それでは、上の項目に気を付けて、
美肌洗顔をしていきましょう!
- ぬるま湯で顔を濡らす
手を洗って雑菌を落とした後、
顔全体をぬるま湯で素洗いします。 - 洗顔料をよく泡立てる
洗顔料を適量手のひらにとり、水を加えながら泡立てます。
空気を含ませるように泡立てるのがポイント!! - 泡は皮脂の多いTゾーンからのせる
皮脂分泌の多い額や鼻にかけてのTゾーンにまず泡をのせます。
くるくると円を描くように軽く汚れとなじませましょう。 - 頬などのUゾーンを洗う
頬やあごなどのUゾーンを、
泡を軽く転がすように汚れとなじませます。
最後に目元や口元などの繊細な部分にも泡をのせて、
軽くなじませます。 - ぬるま湯で充分にすすぐ
人肌程度のぬるま湯で、丁寧に洗い流します。
特にこめかみやフェイスライン、髪の生え際などに
泡が残らないようにきちんとすすぎましょう。
≪洗顔のポイント≫
・一番大事なのは泡立て作業!
手と手を重ね合わせて、
間に泡のクッションができるのがいい泡です。
・洗顔時は、卵を割らない程度の力加減でやさしく。
手が直接当たらないように、お肌で泡の動きを感じましょう。
・すすぎ残しは、肌荒れのもと!
『充分すすいだな』と思ってから、
あと10回すすぐ位の気持ちで、しっかり洗い流しましょう。
・1分~1分半で素早く洗い、
お湯の温度は洗い始めから最後まで
一定温度を保ちましょう。
最近は、泡立てが簡単にできるネットを
使用する方が多いですね。
確かに早く簡単にモコモコの泡が作れます。
しかし、洗顔料は水と空気を含ませながら
適正な洗浄濃度にしていくもの。
水分が少なくても泡立つのが洗顔ネットの盲点です。
濃度が高い泡で洗うと、お肌への負担になりますので、
洗顔ネットを使っている方も
たっぷり水を含ませて泡立ててください。
今日からできる、簡単洗顔法。
どうせ毎日洗顔するなら、
いつもの作業でキレイになりたいですよね。
クレンジングも洗顔も毎日行うものです。
この2つがきちんと行えると、
より良い状態でこの後のスキンケアに移ることができます。
皮脂や汚れを落とすことで吹き出物を防ぎ、
乾燥しづらいお肌も作ります。
完璧なクレンジングと洗顔で肌トラブルを回避し、
より美しいお肌を作っていきましょう。