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美容鍼灸とHIFU、あなたならどっち?

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最近、よく耳にするHIFUですが、
流行に敏感なみなさんご存知の方も多いのではないでしょうか?

さてこのHIFU、名前は知っているけど、
どういうものかはわからないというのが本音ではないでしょうか?
当院のカラダキュア東京銀座いらっしゃる患者さまの中でも
HIFUと鍼で迷っているという話をおうかがいする場面に遭遇します。

今回はそのHIFUと鍼灸に焦点を絞り、

皮膚科学の観点から見ていくことにしましょう。

目次

まずはHIFUです

HIFUとはHigh Intensity focused Ultrasound
(高密度集束超音波)

の略称のことです。

超音波を高密度で照射することで、肌に小さなキズをつくります。

そのキズを再生する力により

肌の張りが取り戻せるという考えから生まれたものです。

お肌は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層で構成されます。
表皮には更に上(表層)から

角質層(かくしつそう)

顆粒層(かりゅうそう)

有棘層(ゆうきょくそう)

基底層(きていそう)の

4層に分かれています。

表皮は、肌荒れなどの肌トラブルを改善する際に重要な所で、
ここでターンオーバーが行われています。

人間の肌細胞は28日間で生まれ変わります。

美容に興味がある人は良く耳にすると思いますが、

ターンオーバーとは

『基底層で生まれた表皮細胞が角化して、角質細胞となり、
最後にはアカとなって剥がれ落ちてくまでの期間のこと』
をさします。

ターンオーバーは寝ている間に行われるので、

睡眠不足は美容の大敵と言われるのも納得できるかと思います。

そして表皮の真下にあるのが真皮と言われる層です。

表皮を支える組織になります。

真皮の約70%をコラーゲンで占めています。

他に弾性線維(エラスチン)

細胞外マトリックス(基質)

ヒアルロン酸

といった線維から構成されています。

エラスチンという物質がコラーゲンをまとめる束の役割をしています。
このエラスチンのおかげで、肌に“ハリ”が与えられています。

肌の3層構造のうちもっとも内側にあるのが皮下組織という組織です。
これは表皮と真皮を支えています。

皮下組織は大部分が「皮下脂肪」で、

そこに「動脈」や「静脈」が通っており、

肌、皮膚組織に栄養を届け、老廃物を運び出しています。

ではHIFUは、どこにアプローチしていくのでしょうか?
HIFUは皮下組織の下にある筋肉の膜にアプローチしていきます。

筋肉は薄い膜に覆われており、

それを筋膜と呼びます。

お顔の筋肉も例外なく、

薄い層があり、コラーゲンで構成されています。

その薄い層をSMAS層

(superficial musculo-aponeurotic syste)と呼びます。

ここでお顔とお身体の筋肉について知っておいていただきたい点があります。
お顔には約60個の表情筋が存在します。

それらのお顔の筋肉(表情筋)は、身体の筋肉と異なる点がいくつか存在します

1つ目は、お顔の筋肉の構成です。

お身体の筋肉は骨から骨へとつながっていますが、

お顔の筋肉は骨から皮につながっています。
首のシワがなかなか解消されないのはその為だと言われています。

2つ目は筋膜です。

お身体の筋肉は各々の筋肉に筋膜が存在するのに対して、

お顔(ここでは表情筋(笑ったり、泣いたりする表情をつくる筋肉のこと))

の筋膜は固有の筋膜を持っておらず、

1枚の筋膜によって構成されています。

SMAS層は大きな薄い膜1枚で表情筋を覆わなければならないため、

年を重ねるごとにハリを保つことが難しいことはご納得いただけるかと思います。

そのためお顔にもリガメントが複数個所に存在し、

筋肉のハリを保つ手助けをしています。

このリガメントは骨・脂肪・筋肉・を強固に補強する役割を持っているものです。

いわば靭帯と日本語では言われています。

HIFU(高密度集束超音波)は
文字のごとくピンポイントでSMAS層に照射していきます。

熱による点状の刺激となります。

熱刺激(キズ)を与えられると細胞修復が行われます。

熱刺激によりダメージを受けたSMAS層は、
約2か月から6か月かけて修復されるため、
その期間ゆっくりとコラーゲンが再生されていきます。

そうすることで、

皮膚と脂肪を支えているSMAS層がしっかりとした張りを保つことができ、

たるみのない肌を導くことができるのです。
いかにこのSMAS層を引き上げるかがリフトアップの鍵となるのですね。

このように肌の深部まで熱を照射させるものなので、

医療機器としての扱いとなり、

美容皮膚科などのクリニックで施術を受けることになります。
しかし近年ではHIFUの出力や機能をおさえ、

エステサロンで導入が可能となっているようです。

そのためエステサロンでHIFUが受けられるようになっているのですね。

メスを使う美容整形では一般的にダウンタイム

(術後は傷を治すため、一定期間の腫れなど

炎症が治まるまでの時間を要します。
その時の治癒までの時間)

は数か月と言われていますが、

このHIFUはダウンタイムが存在しません

そのため、術後直後から日常と変わらない生活を送ることができることが魅力の一つです。

ここまでの説明で勘のよい方でしたら、

『あれっ?』と思われた方も多いのではないかと思います。
そうです!美容鍼灸もお肌へのハリを与える原理はHIFUと同じす。
美容鍼は肌に微小な傷を与えます。
この傷が修復再生する過程で

真皮細胞のコラーゲンやエラスチンが生成促進され、

肌組織を改善していきます。
ここまではHIFUと同じですが、
さらに鍼をすることによっておこる効果は

傷の治癒過程に起こるハリを与えることだけではありません。

そもそも美容鍼灸(びようしんきゅう)とは、

美容を目的とした全身に行う鍼灸治療全般の事をさします。

鍼をつかって体の至る所にあるツボを刺激することによって

美容効果を得る事が出来ます。
鍼治療を行う場所によっても呼び方が変わってきます。
主に、

顔面部への鍼治療は全身の鍼治療と区別して

美顔鍼(びがんばり)と呼ばれています。

鍼をつかって行われる美容方法は、

古くからあり、現在日本で美容鍼灸の治療を行う事が出来るのは、

医師および国家資格である鍼灸師の免許を持つ人たちだけなので、

安心して治療を受ける事が出来ます。

鍼灸治療は体のツボを鍼と呼ばれるもので
刺激を与えることによって美容効果を得る美容方法です。

体の中には様々なツボがあり、あらゆる症状に対して、

効果があるツボが存在するので「万能の美容法」といわれています。

効果が得られる症状は、

「肌荒れ・皺・たるみ・くすみ・目のくま・ニキビ・むくみ」

等など多種多様な症状に効果があります。
鍼灸治療を行う皮膚は、

「皮膚は内臓の鏡」・「皮膚は第三の脳」とも呼ばれるように、

皮膚組織は体内の健康状態を如実に表すだけではなく、

精神的な健康具合による自律神経機能の変化にも非常に敏感な組織です。

鍼灸治療を行う事により、心身から健康な状態を実現し、

皮膚組織を健全な状態にする手順を行うため、

短期間の治療では美容効果は現れにくいが、

一度効果が現れてくるとその効果は非常に持続します。
美容はお顔のみならず内面から生まれてくるものです。

外見を整えたところで、根本を見直さなければ、

また振り出しに戻されえてしまいかねません。

芯からの美を美容鍼灸で追及してみてはいかがでしょうか?

美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。

美容鍼灸サロン カラダキュアの詳しいご案内はこちらからどうぞ

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