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急に肩が痛い!!それは「四十肩・五十肩」かも…?

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こんにちは。
今回は、「四十肩・五十肩」について書いていきたいと思います!

はじめに…
肩の痛みと言っても種類が色々あります。ただの肩こりであったり、

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)だったり、

腱板炎・肩峰下滑液包炎や上腕二頭筋長頭炎、腱板損傷や上腕骨骨折、関節脱臼などがあります。

これらはレントゲンやエコー、MRI、徒手検査(運動法)などで判別します。

では、本題の四十肩・五十肩の話に移ります。

四十肩と五十肩は名前が違いますが
年齢によって呼び分けているだけであり、

総称すると「肩関節周囲炎」と言います。
肩関節周囲炎は、これといった原因は分かっていませんが、

肩関節を支えている筋や腱、靭帯、関節包、滑液包などに炎症が起きてしまった状態だと言われています。

四十肩・五十肩の特徴として三期に分かれています。

①始めの時期は炎症が強い時期で、痛みが一番強い時期であり、
安静時や夜間時に痛みが生じます。

②炎症がおさまると、肩回りの動きが制限されてくる拘縮という時期に入ります。
だんだんと痛みは治まっていくのに対し、肩が動かしにくくなったり、
動かすと違和感や痛みが起きたりなど日常の生活で影響が出てきます。

③拘縮の時期が終わると、痛みや動きの制限が徐々になくなってくる時期になります。
(回復期ともいわれます。)

この四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)は自然に治ると考えられていたり、
痛みは炎症が引けば比較的おさまる為治ったと判断してしまう方が多いです。
そのままにしておくと、肩関節の動きが悪くなります(拘縮)。
治ったかの判断は自分ではせず、担当の先生などに相談しましょう。

最近、肩が痛い、動かしづらい、髪の毛を結ぶ動作が痛い、

吊革につかまるのがツライなどの症状はありませんか?

目次

まず自分が四十肩・五十肩になっていないかセルフチェックをしてみましょう!

【セルフチェックのやり方】

  1. 両腕を真上に上げます。その時に耳の後ろまで上げられるかをチェックします。
  2. 両腕を真横に広げて手の平を上に向けます。そのまま両腕を上で閉じるようにして上げられるかをチェックします。
  3. 両腕を背中にまわして違和感がないかをチェックします。(帯を結ぶイメージ)
  4. 両腕を頭の後ろにまわす時に痛みはないかをチェックします。(髪の毛を結ぶイメージ)

これらの動作を実際にしてみて、少しでも痛みを感じる時には四十肩・五十肩の可能性が
ありますので治療改善・症状緩和に努めましょう。

治療について

一般的な整骨院や整形外科での治療(西洋医学的治療)

①炎症の強い時期の治療は、痛みをやわらげることを第一に、無理がない、痛みがでない範囲で筋肉などを動かしていきます。

痛み止めの薬や、湿布、炎症を抑える作用を持つステロイド剤や局所麻酔、ヒアルロン酸注射などを使い、痛みをやわらげ、物理療法や肩の動きを広げる運動、ストレッチなどを行うことで柔軟性を高めます。

②拘縮の時期の治療は、日常生活に支障がでないよう、動きがこれ以上制限されないよう、動かす時間を増やします。

温めながら、痛みがないくらいで運動・ストレッチを行い、肩関節の柔軟性を出します。
(炎症がおさまっているので、動かす時間を増やしたり、温めたりしても問題ありません)

③最後は、リハビリを行い、肩の柔軟性をさらに高め可動域(動かせる範囲)を大きくします。
また肩に負担を与えすぎないようにしながら肩甲骨や背中の筋も動かし、全体で動かせるようにしていきます。

しっかりリハビリをして、日常生活での影響を減らしていきます。
また、鍼灸でも治療改善や症状緩和に大きく期待が持てます!

鍼灸院での治療(東洋医学的治療)

西洋医学的治療法には、

お薬や注射などがありそういう方法以外で痛みを取りたいと考える方もいると思います。
そういった方には鍼灸治療がおすすめです!
鍼灸治療はもともと持っている自分の力を引き出して治していくものですので

おからだにやさしい治療法です。
カウンセリングでどの時期の症状なのかをしっかりと見極め、

その時の症状にあった治療を行っていきます。

①始めは、西洋医学同様に痛みを取ることを優先的に考えます。
局所(痛みがある部分)への治療はまだ行わず、

離れているが肩と関わりのある経絡(エネルギーの流れ、ツボの流れ)

を使って、痛みを抑えます。
炎症期には、悪化しないよう、お酒や激しい運動、長い入浴は避けていただきます。

②炎症、痛みは治まってきていているが、肩に可動制限が残っているという状態には、
①で施術した経絡を使うのにプラスで、局所付近の経絡にも施術を行い、

筋肉を緩め、血流改善につなげ、そして可動域の制限をなくしていきます。
炎症が治まっているため灸などを使い肩周囲を温めることができます。

温めることはリハビリの助けにもなります。

③最後は、鍼灸だけでなくストレッチなど西洋医学的な治療も加えて行い、

さらに可動域を広げていけるよう、日常生活に影響が出ないところまで動かせるようにしていきます。

さらに、東洋医学的治療として、漢方薬も処方されることが多いようです。
漢方薬と普通のお薬では何が違うのかというと、

漢方は自然由来の薬草などが多く使われているのに対して、

痛み止めなどは人工的に作られた化学的なものだということです。

その違いを聞くと「漢方薬の方が身体には良さそう…」と思いますよね。

四十肩・五十肩で良く処方される漢方薬は、

「独活葛根湯(どっかつかっこんとう)」や「痛散湯(つうさんとう)」、「二朮湯(にじゅつとう)」
などがあります。それぞれ、身体を温め血行を良くし、

筋肉を緩めていく作用や炎症を抑える作用がある生薬が含まれています。
効果は緩やかではありますが、お薬を飲むことに抵抗がある方は、

漢方薬を検討してみるのもいいかもしれません。

仕事などで忙しい方は、なかなか病院に通えないと思います。

ここで、鍼灸院や整骨院だけでなく、お家でもできる簡単な運動法を紹介したいと思います。

自宅でできる!!
五十肩に効く運動「アイロン体操(コッドマン体操)」という運動を紹介します。

  1. 自分の骨盤位の高さ位の台などに片手を付き、姿勢を軽く前に倒します。
  2. 痛めている方の手は、少し重さのあるもの
    (ペットボトルに少し水を入れたもの等)を持ち、身体の力を抜きます。
    ※最初は負荷をかけすぎず、ペットボトルの中身が入っていないものでも効果があります!
  3. その手を、前、後ろにアイロンをかけるように動かします。
    最初は痛みがあると思うので、無理をせず5往復程度。
    痛みが取れてきたら、10往復程度に増やして行って下さい。
    (左右や丸を書くように動かしても効果的です。)
    痛みが強い場合はお風呂に入った後や、
    肩を温めた後に動くところまで動かす運動程度にしましょう。

今、痛みがない方も今後四十肩・五十肩になる可能性があります。
今では、30歳を過ぎたあたりで、痛みがでてしまう方もいます。
四十肩・五十肩にならないために予防ストレッチをしてみましょう!
これは四十肩・五十肩だけでなく、肩こりなどにも効果があるのでぜひやってみて下さい♩

これは、肩回りや肩甲骨、背中の筋肉を動かして行くことで、

肩関節だけにかかっていた負担を他の筋肉でも支えることができ、

負担を軽減して、四十肩・五十肩の原因を減らすことができます。

予防ストレッチ2種類

肩回しストレッチ

一つ目のストレッチ法

  1. 足と足の間を少し開けて立ちます。
  2. 肩をすぼめるように上げながらゆっくり回します。
  3. 痛みのない程度にゆっくり呼吸しながら5回転を3、4セット

二つ目のストレッチ法

  1. 一つ目と同じように足と足の間を少し開けます。
  2. 両手を肩につけ、ゆっくり回します。
  3. 前回し、後ろ回しをそれぞれ5回ずつ3、4セット

今回は、最近施術に入ることが多い「四十肩・五十肩」について書いてみました。

四十肩・五十肩は、誰でもなりうるものです。ここに書いてあるセルフチェックや体操、

予防ストレッチをぜひ使ってみてください!

当院は「真の美しさは健康から」をモットーに施術しています。

鍼灸の詳しい説明はこちらからどうぞ。

美容鍼灸サロン カラダキュア メンテナンスについて

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