今回は「くすみ」や「顔色」について書いていきたいと思います。
疲れると、顔が暗く見える。
最近顔色があまり良くないと感じている方は要チェックです!
くすみについて
くすみにはさまざまな原因があり、全部同じではありません。
くすみの種類には …
- 乾燥によるくすみ
- 血行不良によるくすみ
- 糖化による黄ぐすみ
- メラニンによるくすみ
があります。
それぞれについて説明します。
①乾燥によるくすみ
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると肌は角質を厚くしてバリア機能を補助しようとします。
この“角質が厚くなる”ことでくすみが発生します。
また、乾燥すると毛穴が開きやすくなり、毛穴の開いている部分が影となり肌を暗く見せくすみに繋がります。
更に、水分が失われると肌の透明感が無くなり、色つやが悪くなりくすみに繋がります。
②血行不良によるくすみ
血行不良によるくすみの原因は、「睡眠不足」「冷え」「喫煙」「カフェインの過剰摂取」「肩こり」などが挙げられます。
ほとんどの方がどれかに当てはまるのではないでしょうか?
血行が良い場合、肌の色は程よく赤みが出ますが、血行不良の場合は赤みが全く出ず肌本来の黄色っぽさや、黒っぽさが目立ってしまいます。
③糖化による黄ぐすみ
「糖化」とは?…余分な糖質が、たんぱく質と結びついて肌(細胞)を劣化させること。
黄褐色に変色したたんぱく質が、真皮層に蓄積して黄色っぽいくすみを引き起こします。
④メラニンによるくすみ
日焼けや肌が炎症を起こすとメラニンが発生し、通常であれば炎症が収まった後、メラニンはターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーの乱れによって排出できずに残ってしまい、そこからくすみに繋がってしまいます。
また、目周りを擦る人や肌を擦る癖がある方は、その部分が暗くくすんでしまっていると思います。
顔色が悪くなる原因
では次に、「顔色が悪い」原因について書いていきます。
①自律神経の乱れ
精神状態が乱れたり、季節の変わり目の温度変化だったり、自律神経が乱れやすいタイミングは一年の中でたくさんあります。
緊張したりすると交感神経が優位になり血管が狭くなります。
狭くなると運ばれる血液量が少なくなり顔が青白くなります。
この交感神経の優位状態が続いていると青白い状態が改善されないため顔色が悪く見えます。
②冷えや血行不良
くすみの種類でも書きましたが、冷えると血流が悪くなり、赤みが消え青白く見えます。
冷えている方の足や手を見ると白くなっていると思います。
これがお顔でも同じ状態になっているのです。
③貧血や酸欠、肝炎、胆石症、アジソン病、腎不全などの病的症状によるもの
貧血では、体内の血液量が足りておらず、そのため顔の血液量も少なくなるため、顔の色が青白くなります。
また体内の酸素濃度が低くなることで、顔色はむらさきになります。
肝炎や胆石症は、“黄疸”といった特徴的な顔色が表れます。
(血中ビリルビン濃度の上昇)
アジソン病は色素沈着によって、腎不全は血中の不要物が除去できなくなる影響により顔色が黒くなりやすくなります。
※くすみと顔色の悪さは同じじゃないの?と思われる方多いかと思いますが、原因が異なっている部分があるため分けてご説明しています。
くすみや顔色の悪さの対策・改善方法
くすみや顔色の悪さの対策・改善方法を書いていきます。
病気の疑いがある方は、まず病院を受診してくださいね。
1.保湿不足解消と正しいスキンケア!
洗い残しの無い正しい洗顔と、セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸による肌の保湿を徹底すること。
2.冷えの改善と血行促進!
お顔のマッサージ(クリームを使って、擦らず優しくデコルテまで)、湯船にゆっくりつかること、ウォーキングやストレッチなど軽く体を動かして血流を良くすること。
またカフェインの摂取量や、喫煙量、睡眠不足など生活習慣を見直すこと。
3.食事の見直しと紫外線対策!
脂質と糖質の過剰摂取は、これらを助長する為1日の摂取量を見直すこと。
毎日日焼け止めクリームなどを活用して、日焼けを避けること。
(特に夏場は塗りなおすなどしてより気を付けること)
4.リフレッシュ方法を見つける!
自律神経の乱れは、仕事が忙しくリフレッシュできていないときに多く現れます。
(交感神経優位状態が長く続く)
自分なりのリフレッシュ方法、リラックス方法を見つけておき、少しでも取り入れて自律神経が乱れるのを予防することが必要です。
東洋医学的に判断した顔色について
東洋医学的治療の中の「望診(目で見る診断方法)」にて、顔色で診断を行います。
東洋医学では、自然界のものがすべて「木」「火」「土」「金」「水」に分けられると考えられている“五行説”というものがあります。
それぞれの色をこれに当てはめてみると、木→青、火→赤、土→黄、金→白、水→黒といった風に分けられます。
季節や臓器もこの五行に分けられており、木→春・肝、火→夏・心、土→長夏(ちょうか)・脾、金→秋・肺、水→冬・腎といった形で分類されます。
※長夏とは日本でいう梅雨のことであり、中国では夏の後に日本の梅雨のような季節があるとされていました。
季節・臓器・色を五行に分け考えると
「肝の機能が落ちやすいのは春であり、顔色は青ざめやすい。」
「心の機能が落ちやすいのは夏であり、顔色は赤くなりやすい。」
「脾の機能が落ちやすいのは長夏であり、顔色は黄色っぽくなりやすい。」
「肺の機能が落ちやすいのは秋であり、顔色は白くなりやすい。」
「腎の機能が落ちやすいのは冬であり、顔色は黒っぽくなりやすい。」
となります。
東洋医学的に判断するために、「望診」だけではなく「切診(せっしん)」も行い、どの臓腑が今一番弱まっているのか、また影響を受けているのかを診ていきます。
※「切診」とは患者さんに触る診断方法、脈診や腹診といった脈や腹部を触る診断方法などがある。
カラダキュアでくすみにおすすめのコース
・美容鍼
美容鍼を行うことで、顔の血流を改善する。
ターンオーバーを正常に近づけ、メラニンなどの排出を促す。
・美容灸
血流を良くし、皮膚の温度を上げることでターンオーバーの速度を速めることができる。
ヒートショックプロテインを作ることで鍼の効果を上げる。
・リンパケア
お顔に溜まった老廃物をしっかり流す。
また筋肉がほぐれるため血流の改善の効果もあり。
・でんき美容てい鍼
デコルテ~口周りまでの筋肉をほぐし、顔の血流を改善。
・ソーダジェルパック
血流の改善、セラミドの補給によって乾燥改善。
ターンオーバーの促進によって顔色を改善する。
・ボディケア&身体の鍼
首肩コリや、全身の筋肉をほぐし緩めることで血流を改善し顔色を改善。
・調整鍼&灸
東洋医学的に顔色を判断し、その人にあった体質に合わせてツボに鍼を打つことで臓腑の調子を整え顔色を改善していく。
※リンパケア、でんき美容てい鍼、ソーダジェルパックは美容鍼の相乗効果が期待できます。
いかがでしたでしょうか?
顔色が悪いと、第一印象が悪く見えてしまう、また自分に自信が無くなりますよね。
特に今、自粛などにより、動く機会が減り運動不足の方、自律神経が乱れている方増えていると思います。
顔色について少しでも気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください♪