マスク生活も約1年。
皆さんさまざまな習慣の変化があったかと思います。
カラダキュアは美容鍼灸院ですので、お肌のコンディションやメイクについての変化の声を聞くことが増えました。
「ファンデーションを使わなくなった」
「口紅を塗らなくなった」
「チークを塗らなくなった」
「メイクをしないのでクレンジングを穏やかなものに変えた」
「メイク道具を持ち歩かなくなった」
などなど。
特にメイクを省略できるようになったという声が多かったように思います。
今までメイクやそれを落とすクレンジングがお肌のコンディションを損ねる原因になっていた方にとっては、お肌への負担が減り調子が良い、うれしいという声も聞くことができました。
また、マスクを長時間装着する機会が増えたことで
「吹き出物ができる」
「乾燥する」
「毛穴が開いてきた」
「ほうれい線が目立つようになった」
「たるんできた」
など、マスクが起こす美容問題も多く聞かれ、その原因や対策法はカラダキュアのスタッフが度々ブログでも取り上げています。
さて、さまざまな美容問題に加えて、冬に入ってからよく聞かれるようになったのは「おでこのテカリ」。
マスクをすると人から見えるのは半分以上がおでこ、それなのにそこがテカっているとは…!
今回は「おでこのテカリ」の原因と対策、そしてツヤとテカリの違いについて書いてみたいと思います。
テカリってなに?
テカリとは皮脂の過剰分泌により、肌表面が油膜を張ったように「テカテカ」見えてしまう状態。
今さら言うまでなく皆さんご存知ですよね。
皮脂を分泌するのは毛穴の役割ですが、お顔は頭部の次に毛穴=皮脂の分泌量が多く、約20万個の毛穴から皮脂が分泌され続けています。
特にTゾーン(額、鼻筋、小鼻周辺)は他の場所に比較すると約7倍もの毛穴があり、皮脂分泌量もかなり多くなります。
他の場所に比べてそもそもの皮脂分泌量が多いおでこ。
注意しないと誰もがテカる可能性が高いと言えます。
テカる原因は?
テカリの原因は皮脂の過剰分泌。ではなぜ過剰分泌が起こるのでしょうか。
1. 乾燥
暖房や湿度の低下、冷たい風などにより、冬のお肌は水分も油分も失われがちです。
乾燥を補おうとするあまり皮脂が過剰に分泌されてしまい、結果テカリとなってしまうというこのパターンは「インナードライ肌」と言われています。
肌内部の保水力が奪われている為、洗顔後などはつっぱるものの、Tゾーンはテカテカしてしまうのです。
2.ホルモンバランスの乱れ
① 思春期
10代~20代の女性はホルモンバランスが不安定です。
皮脂の分泌量は男性ホルモンの分泌量に左右されますので、この年代の女性は皮膚の油分と肌の水分バランスが乱れやすくテカりやすいと言えます。
② 生理周期
排卵時期から増える女性ホルモンの一つであるプロゲステロンは、男性ホルモンに似た作用があるので、生理前は皮脂の分泌量が多くなり、テカりやすくなります。
反対に生理開始から2週間、つまり次の排卵まではエストロゲンのおかげで肌がもっとも調子の良い時。
女性が一番美しく見える時期です。
③ 更年期
更年期前後の女性もホルモンバランスが不安定になります。
乾燥、テカリに関わらず、今までに感じたことのなかった肌トラブルが起きやすくなりますので注意が必要です。
④ 遺伝
女性の性ホルモンバランスは女性ホルモン9:男性ホルモン1の割合です。
ですが、遺伝的に男性ホルモンが多い女性がいます。
男性ホルモン増加=皮脂量増加ですので、このタイプの方もテカりやすくなります。
⑤ ストレス
心身のストレスからホルモンバランスが乱れることも少なくありません。
睡眠不足や食生活の乱れも注意したいところです。
テカリとツヤ、何が違うの?
化粧品メーカーの広告などでも使われている「ツヤ玉」という言葉。
頬にできるツヤのリングのことですね。
ツヤ玉、ツヤ肌などは美肌を連想させる言葉のように感じます。
某美容家さんも「オトナの肌はツヤが命」とおっしゃっていました。
ツヤに関して細かい定義などは特にないようなので、あくまでも私のイメージではありますが、「光が表面に反射しているようなキメの整った健康な肌」、という感じでしょうか。
皆さんのイメージもそう遠くはないかと思います。
ツヤの元はテカリと同じく皮脂ですが、水分とのバランスがよいところがテカリとは違うようです。
肌の内部まで保湿状態が良いので、皮脂が過剰に分泌されてしまうことがないのです。
「潤っている」という状態ですね。
また、テカりとツヤの違いの重要な判断ポイントとして、「場所」があります。
Tゾーンやこめかみなどもともと皮脂の多い場所が光っていると「テカリ」と判断され、頬や目元など乾燥しやすい場所が潤って見えると「ツヤ」と判断されるようです。
マスクをするとおでこがテカる理由
マスクを装着していると呼気で湿気が多くなりますが、それはマスク内だけでなく、呼気が上がってくる額も同じです。
マスクをしているために自分の吐いた息が前に流れず、上に上ってきてしまうのです。
呼気の湿気が乾くときに肌に必要な水分も一緒に奪われてしまうので、乾燥を補うために毛穴は皮脂を過剰に分泌し…を繰り返すことになり、結果テカるということになります。
「乾燥を補うために毛穴は皮脂を過剰に分泌し…」そう、これって先程説明したインナードライ肌と同じですよね。
普段は脂性肌でない方でもマスクをするとテカるのは、肌の内側が乾いているからかもしれません。
テカりの対処法
マスクをするとおでこがテカってしまう理由は、乾燥からくる皮脂分泌の多さが原因の一つと言えそうです。
皮脂が過剰に分泌してしまう肌の状態を放っておくと雑菌が繁殖して肌荒れを起こしたり、毛穴が詰まったり、開いたりしてしまう可能性があります。
乾燥によるテカリを抑えるには、朝のスキンケアから見直しましょう。
下地がクリームでも化粧水だけで基礎化粧品を済ませてしまうとかえって皮脂が出てしまうそうです。
保湿効果のある乳液やクリームまでしっかり使い、馴染むまで時間を空けてから下地を塗り、そして粉をしっかりはたく事。
これがポイントだそうです。
この対処法、実は私自身が先日化粧品カウンターで美容部員さんに相談して教えてもらったことなのです。
基礎化粧品から下地を塗るまでの時間をしっかり空けることが重要だとおっしゃっていました。
テカリが気になる方は試してみて下さい。
テカり対策として美容鍼灸ができること
テカりの原因のうち、ホルモンバランスの乱れからくるものは、やはり身体のメンテナンスから見直さなければなりません。
特に生理周期の乱れ、更年期の不安定感、ストレスなどを感じられる方は鍼灸治療がおすすめです。
また、美容鍼を使ってツヤ肌を作るには美肌ホルモンとも呼ばれるエストロゲンを活用しましょう。
エストロゲンの分泌が活発なのは生理開始から2週間、次の排卵日までの期間です。
この時期に美容鍼をするとよりツヤとハリを引き出すことができます。
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