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あなたの「表情筋」上手に使えていますか?

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エステなどに行くと表情筋について説明などを受けたことがある方多くいらっしゃると思います。

当院でも筋肉の説明をしながら施術行いますが、結局どこにあってどういう働きで…となかなか覚えられないですよね。

そこで今回は表情筋についてのこと、またおすすめのケア方法についてご紹介していきます。

目次

表情筋について

表情筋は大体何種類くらいあるか皆さまご存じでしょうか?

大体、30種類以上と言われており、表情を作り出す「表情筋」「咀嚼をするための筋肉」が含まれています。

人の様々な表情を作るにはこれだけの筋肉が必要なのですが、日本人の表情筋は外国の方に比べ全く動いておらず、30%ほどといわれています。

外国の方は約60%~70%程度は動かせているそうで、日本人の表情が硬いのが良く分かりますね…。

では、表情筋の種類と働き、付き方について大まかに書いていきたいと思います。

目の周りにある筋肉

・眼輪筋(がんりんきん)

目を閉じる働きを持つ筋肉で、目の周りを円状に走っています。

・皺眉筋(しゅうびきん)

眉を寄せる働きを持つ筋肉で、眼輪筋の上部分に走っています。

鼻周りにある筋肉

・鼻根筋(びこんきん)

眉間を下に下げる働きを持つ筋肉で、鼻から眉間に向かって走っています。

・鼻筋(びきん)

鼻の穴を広げたり狭めたりする働きを持つ筋で、鼻の周りを囲むように走っています。

・鼻中隔下制筋(びちゅうかくかせいきん)

鼻中隔(鼻の穴と穴の間を隔てている部分)を下に下げる役割を持つ筋で、鼻の横あたりから鼻中隔周辺に向かって走っています。

口の周りにある筋肉

・大頬骨筋(だいきょうこつきん)

口角を斜め上に上げる働きを持つ筋で、頬骨から口角付近に向かって走っています。

・小頬骨筋(しょうきょうこつきん)

上の唇を斜め上に挙げる働きを持つ筋で、頬骨から上唇に向かって走っています。

・口輪筋(こうりんきん)

口を閉じる働きと、尖らせる働きを持つ筋で、口の周りを円状に走っています。

・口角下制筋(こうかくかせいきん)

口角と上唇を下に下げる働きを持つ筋で、顎から口角に向かって走っています。

・口角挙筋(こうかくきょきん)

口角を上げる働きを持つ筋で、上顎骨(じょうがくこつ)から口角にかけて走っています。

・上唇挙筋(じょうしんきょきん)

上唇と鼻翼(鼻の羽のような部分)を上に上げる働きを持つ筋で、上顎骨から上唇にかけて走っています。

・上唇鼻翼挙筋(じょうしんびよくきょきん)

働きは上唇挙筋と同じで、目と鼻の間の部分から上唇にかけて走っています。

・下唇下制筋(かしんかせいきん)

下唇を斜め下に下げる働きを持つ筋で、下顎骨(かがくこつ)から下唇にかけて走っています。

・オトガイ筋

顎に梅干しのようなシワを作る働きを持つ筋で、下顎骨から下唇(オトガイ部付近)に向かって走っています。

咀嚼筋

・咬筋(こうきん)

名前の通り咀嚼をするための筋肉であり、下顎を上に持ち上げる働きを持ちます。

頬骨から下顎に向かって走っています。

・側頭筋(そくとうきん)

頭部にある筋肉であり、咀嚼に関わっています。

下の顎を持ち上げ後ろに引っ張る働きを持っています。

頭部の横の骨、側頭骨から下顎に向かって走っています。

・外側翼突筋(がいそくよくとつきん)

下顎を前に引き出す働きをしており、左右共に筋肉が動くと口を開く働き左右どちらかの場合食べ物をすり潰す働きと別れています。

上顎や上頭部付近から下顎に向かって走っています。

・内側翼突筋(ないそくよくとつきん)

下顎を上に持ち上げる働きを持つ筋で、上顎あたりから下顎に向かって走っています。

表情筋はお顔のどんなトラブルに繋がっているの?

では次に、これらの「表情筋」がお顔のどんなトラブルに繋がっているのか挙げていきます。

シワ

“梅干しジワ”

顎に梅干しのようなシワが出来てしまっている方は、「オトガイ筋」の使い過ぎが原因と考えられます。

オトガイ筋は歯ぎしり(歯と歯をすり合わせる・食いしばる・カチカチと上の歯と下の歯を当てる)が原因で緊張に繋がります。

“鼻の上の横ジワ”

「鼻根筋」と「上唇鼻翼挙筋」が緊張していることが原因と考えられます。

眉間を下に下げる動作が多い方は注意が必要で、険悪な表情と相手に受け取られてしまいます。

“眉間のシワ”

「皺眉筋」や「前頭筋」、「鼻根筋」の緊張が原因と考えられ、眼精疲労がある方に多く現れやすいとされています。

“額のシワ”

「後頭前頭筋」の使い過ぎが原因と考えられ、眉間のシワと同じく眼精疲労がある方に多く現れやすいとされています。

前頭筋の力を使って目を開こうとして額にシワが現れます。

たるみ

“ほうれい線”

「上唇挙筋」や「大・小頬骨筋」の衰えが原因と考えられます。

“ゴルゴライン”

「上唇挙筋」や「上唇鼻翼挙筋」、「大・小頬骨筋」の衰えが原因と考えられます。

“マリオネットライン”

「口角下制筋」の緊張と「広頚筋(首にある筋)」の衰えが原因と考えられています。

口角下制筋は食いしばった時や歯ぎしりの時に使われるため、歯ぎしりや食いしばりがある方は要注意です。

“ブルドックライン”

「口角下制筋」の緊張が原因と考えられています。

※口角下制筋の緊張は上記の通りです。

その他

“眉上の膨隆”

「皺眉筋」の使い過ぎが原因と考えられ、眼精疲労がある方は眉をひそめる回数が多いため筋肉の緊張に繋がります。

“エラの張り”

「咬筋」の使い過ぎが原因と考えられます。

歯ぎしりや食いしばりによって筋肉が緊張しエラの張りに繋がります。

※これらの症状にはほかにも原因がありますが、今回は表情筋との関わりをご紹介しています。

自分でできる表情筋エクササイズ

それでは自分でもできるエクササイズについてご紹介します。

「オトガイ筋」「口角下制筋」が緊張している方のケア方法

緊張しているという事は、しっかりほぐして血流を良くすることが重要です。

  • 顎を両手の親指と人差し指で挟み、先端から耳の前に向かって持ち上げます。
  • この時、唇の下から顎の骨ギリギリまで広い範囲を触ってください。
  • 強さは痛気持ちいいくらいで、必ずクリームを使って行ってください。

眼精疲労が原因の方のケア方法

眼精疲労が原因の場合、眼精疲労を改善することでシワや膨隆などの症状の改善が見込めます。

  • ホットタオルなどで目の周りを温めてください。
  • その後クリームを使って優しく目の周り(眼球を避けて)を人差し指を使ってマッサージします。
  • 眉頭のくぼみの部分に指を入れ気持ちがいいところを探り10秒ほど押します。

※皺眉筋のケアについてはコチラに詳しく書いてありますので読んでみてくださいね。

美容鍼でコラーゲンを増やしてハリ美肌に~ハリとコラーゲンと美容鍼のお話

筋肉の衰えが原因の方のケア方法

今、マスクもしているため、より表情筋が使いづらくなっています。

大きく動かして筋肉に刺激を与えましょう。

  • 口を“あ”の形に大きく開いて閉じる動作を行ってください。
    10回2セット。
    (開けるところまで開いてください)
  • 次に、“にー”と口角をできる限り上げ、5秒キープし元に戻します。
    5回2セット。
  • この動作を行うことで、「大・小頬骨筋」「上唇挙筋(鼻翼挙筋)」が鍛えられます。
    食事をするときに、口を大きく開いて食べるとより効果が高まります。

エラの張りが気になる人のケア方法

  • エラの部分を拳で痛気持ちいいくらいの強さでぐりぐり押します。
    (肌は擦らないように注意してください。)
  • 口を閉じた状態と、開いた状態どちらも行ってみてください。

自分で毎日ケアするのは大変ですが、思いついた時や仕事の合間の一息中などにぜひ行ってみてください!

最後に、美容鍼と表情筋について

美容鍼は直接表情筋にアプローチすることができますので、筋肉の活性化を促し筋肉を引き締め、シワやたるみを改善することができます。血流も良くなりますので筋肉の緊張も改善されます。

カラダキュアでは、一人一人のお悩みに合わせてコースの提案や説明などを行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください♪

美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。

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