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湿気が多いとなんだかダルイ…「気象病」とは?

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夏に向かって、湿度・温度ともに上がってきていますね…。

この時期は、頭痛が起こりやすくなることや身体がだるくなることを多くの人が感じているかと思います。

こういった症状は、「気象病」と呼ばれています。

最近テレビでもちょこちょこ話題に出していますよね。

今回はそんな気象病について、対策法や東洋医学的考えなどを含めて書いていきたいと思います!

目次

「気象病」ってどんなもの?

よく、「関節が痛いから明日は雨だ」「台風が近づくと頭が痛い」などと聞くことありませんか?

これらは全て気象病によるものです。

気象の変化、主に雨が降る・低気圧・台風の接近などの前や最中に、“頭痛“ “吐き気” “めまい” “関節(古傷など)の痛み” “気分の落ち込み” “だるさ” “眠気” “喘息発作の悪化”などの症状が現れる方は「気象病」であると考えられます。

「気象病」ってどうして起こるの?

ではなぜ気象病が起こるのか。

気象病が起こる原因として挙げられるのは【内耳が気圧の変化に敏感な人】【寒暖差により自律神経の乱れが起こりやすい人】です。

<内耳について>

内耳と言われてあまりピンとこない方多いと思います。

内耳というのは内側の耳と書くように、耳の内側・奥の方にある器官のことを指します。

内耳の中には三半規管・蝸牛(かぎゅう)・前庭と呼ばれる部分があり、この三つの器官の中にはリンパ液が入っています。

内耳は、音を伝える(蝸牛)、平衡感覚(前庭・三半規管)、気圧の変化を察知するという役割を持っています。

この内耳の気圧を察知する働きが「気象病」を起こす原因となっています。

内耳が過敏に反応しやすい状態になっていると、気圧の変化を内耳が感じ取り、その信号を脳に伝えた結果自立神経などに乱れが起こり、だるさやめまい頭痛などの様々な症状を起こすと言われています。

この内耳が過敏に反応してしまう原因は詳しく分かっていません。

仕組みとしては、低気圧が近づいてくることで、内耳が反応し脳に信号を伝え、身体が今活動するには向いていないと判断された結果、副交感神経(リラックス神経)が優位になります。

すると、血管が拡張し、筋肉が緩みやすくなります。

身体がだるくなったり、眠たくなったりするのはこのためだとも言われています。

また、血管が拡張する事で、頭の近くにある三叉神経(痛みなどの感覚を受け取る神経)を刺激してしまう事から頭痛になります。

また季節の代わり目の寒暖差により、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかないことでも自律神経が乱れ、上記でも書いたような症状が出やすくなります。

「気象病」の東洋医学的考えとは

東洋医学的に「気象病」は【湿邪】【水滞】の影響を受けていると考えます。

【湿邪】は身体の外の湿度が高いことにより身体内部の水分代謝が悪くなり、そして身体に不要な水分が溜まるため【水滞】という状態になります。

【水滞】の状態になると、“浮腫み” “冷え” “関節の重だるさ” “頭痛” “めまい” “消化器官の乱れ”などが起こりやすくなります。

湿邪についてはコチラのブログに詳しく書いてあるので、ぜひ読んでみてください!

季節や気候が病のもと~外因について~

ではここで、ご自身が【湿邪】の影響を受け【水滞】の状態になっているのかセルフチェックをしてみましょう。

<セルフチェック>

  1. 身体が全体的に浮腫みやすい
  2. (夏場)冷房に当たっている時間が長い
  3. 身体が冷えやすい
  4. 普段から便が緩め(下痢気味)
  5. お腹がポッコリ出ている
  6. 天気が悪い日は体調も悪くなる
  7. トイレに行く回数が少ない
  8. 湯船につかる日が少ない

いかがでしたか?

実は、一つでも当てはまっていれば【水滞】になっている可能性があります。

次に、梅雨時期の体調を改善するためにお家で出来ることをご紹介していきますので、是非皆さん試してみてください♪

まず初めに、内耳の血流を良くしましょう!

気圧の変化を感じ取る内耳、その内耳が過敏なことで身体に不調をもたらすと上でも書きました。

この状態を抑えるために良いとされているのが内耳の血流を良くすることです。

ここで、内耳の血流を良くするための耳のストレッチ法を書いていきます!

<耳のストレッチ>

  1. まず両手で耳の真ん中あたりをつまみます。
  2. 耳の根もと辺りからしっかり動くように、後に5回、前に5回耳を回すように動かします。
  3. 次に耳の上、真ん中、下を順番につかみ横に引っ張ります。この時も根もとから引っ張るのを意識してください。これも5回行いましょう。

※上手にできていると、耳の周りやお顔の血流が良くなり温かく感じてきます。

不要な水分をためないように、全身をストレッチ!

身体の中の不要な水分を流すためには筋肉を刺激してあげることが必要です。

大きい筋肉を動かすことでポンプ機能もUP!

血流も良くなるので冷えの改善にもつながります。

<ストレッチ方法>

≪1≫足の裏と裏を合わせできるだけ身体の方に足を寄せ、膝が床につくように上から押します。

最初は痛いと思うので、深呼吸をしながらゆっくり押してください。

長くできる時は60秒間、時間がないときは30秒間続けます。

股関節部分が太ももの内側が伸ばされます。

この姿勢のまま、ゆっくり前に倒れ行ける方は床に身体を、無理な方は深呼吸をしながら行けるところまで身体を倒します。

この時お尻の筋肉が伸ばされます。

≪2≫正座の状態から、腕を前に伸ばしお尻を上に突き上げるように、そして背中を反らして腹部を床に付けるようにします。

この時背中や腰回り、肩回りの筋肉が伸ばされます。

(ねこの伸びのイメージ)

≪3≫両手両足を床につき両腕両足状態すべて伸ばした状態になります。

そのまま片足を反対側の踵に乗せ踵を床に付けるイメージで押します。

その状態で30秒間キープし反対側も同じように行います。

これは第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎを伸ばすストレッチです。

普段の食事から気を付けること

ストレッチだけでなく毎日食べる食事でも対策できるので、ぜひ取り入れてみてください!

【水滞】を改善するには、利尿作用があるものや、水の流れを良くするための食事が大事です。

例えば、豆や海藻、ウリ科の野菜などは水の流れを良くすると言われています。

ですが、身体を冷やしてしまう危険性もあるので、身体を温められるショウガやニラ、ニンニク、玉ねぎなどを一緒に取り入れましょう。

身体を温める食材を取ることで血流も良くなりますのでおすすめです。

気象病に対する鍼灸治療について

気象病の原因は、何度も出てきている内耳と自律神経の乱れです。

特に自律神経に対しての鍼灸治療の効果は以前のブログなどでもご紹介していますが、とても効果が高くなっています。

また、内耳は血流を良くすることが良いと上でも書きましたが、鍼灸治療は血流改善にもとても向いている治療です。

耳周りだけでなく、首や背中などに鍼を打ち、全身の血流を良くすることでも改善が見込めます。

そして、東洋医学的な【湿邪】【水滞】について、日常の症状をしっかり聞き、その人の体質に合わせたツボ・治療法を選び鍼灸を行うことで、体質改善を行うのにも鍼灸治療は適しています。

カラダキュアでは、しっかり問診を行い、脈診腹診といった東洋医学的な診断法で患者さんの体質を調べます。

それに合わせてコースの提案やツボの決定などを行っています。

気象病や自律神経で気になることがあればぜひスタッフに相談してみてくださいね♪

美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。

美容鍼灸サロン カラダキュアの詳しいご案内はこちらからどうぞ

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