カラダキュアでよくある美容鍼や鍼についてのご質問は院HPでもお答えしていますが、今回はより気になるところを、より細かくまとめてみました。
美容鍼・鍼施術未経験の方は今後の参考に、すでに美容鍼や鍼施術のご経験がある方は鍼マニア度をおさらいしてみて下さいね。
Q1.鍼は痛いですか?
A.痛くありません。
マニア度:★☆☆☆☆
やはり一番気になるのは「痛いか痛くないか」ですよね。
「痛くありません」とお答えしましたが、これは今までカラダキュアで施術を受けたほとんどの方が「気にならない、思っていたより全然痛くない」とおっしゃっていることを踏まえた上での回答です。
鍼について少しご説明しますと、現在カラダキュアで使用している鍼は、身体に使用する主な鍼の太さで0.14~0.20mm、お顔に使用する鍼の太さで0.10~0.12mmです。
日本人の髪の毛の太さの平均が約0.08mm、太い人で約0.15mmだそうなので、「髪の毛程の細さ」と言っても良いでしょう。
ちなみに、採血用の針の太さは0.7mm、予防接種用の針の太さは0.45~0.50mmとされているようなので、鍼灸の鍼はとても細いものだということがお分かりいただけると思います。
細い方が刺入時のキズが小さく、痛みも感じにくくなります。
その他、痛みを感じる原因として挙げられるのは、毛穴に当たってしまった場合や、睡眠不足、生理前(中)、ピーリング、シェービング後などで皮膚が敏感になっていたり、鍼への不安や疲労による緊張で筋肉が固くなっていたりということが考えられます。
また、身体の鍼よりもお顔の鍼の方が若干「ちくん」とした痛みを感じやすいようです。
とはいえ、現在の鍼は極力「切皮痛」(鍼が皮膚を破るときの痛み)を抑えるように工夫改良されている物が多く、またそのような鍼を使っている鍼灸院が増えています。もちろんカラダキュアもそうです。
そういう鍼を使用していながら、毎回、鍼を刺入した全ての箇所が「ちくん」どころではなく痛い場合は、その人が余程の過敏症でない限り術者の技術が未熟である可能性もあります。
カラダキュアでは鍼が初めての方や、鍼に不安がある方、刺激に弱い方には一番細い鍼を使用しています。
ぜひご相談ください。
Q2.鍼の本数は多い方が効きますか?
A.関係ありません。
マニア度:★★☆☆☆
鍼の本数は多い方が効くような気がしますよね。
でも、実は関係ないのです。
むしろ多すぎると体調不良を起こすことがあります。
現在の日本の鍼灸学校では、基本的な考え方として鍼やお灸を施す際は「必要最小限な刺激が望ましい」と教わります。
鍼の本数はその人の体質や症状、体力の有無などで決定しますが、そこには「必要最小限で」「あまり多くならないように」という考え方が大多数の鍼灸師の頭の中にあると言ってもよいでしょう。
鍼本来の効果は「鍼でつけたキズを身体が自ら治そうとする力」によるものです。
皆さんが怪我をした時のことを思い出していただきたいのですが、小さい一か所の怪我は比較的早くきれいに治りますが、大きく広範囲、または複数の怪我は治る期間も長く、傷跡が残りやすく、また体力も奪われます。
つまり、たくさんのキズは体力を奪い、かえって身体の自己修復力を邪魔してしまうと考えられます。
これはお顔の美容鍼でも同様です。
鍼が多すぎた(刺激が多すぎた)ことで体に起こる具体的な症状として
- 倦怠感
- 頭痛
- 眠気
- 発熱(ごく稀)
などがあります。
※これらの症状は鍼に慣れていない方や体調不良時の施術でも稀に起こることがあります。
通常は一過性で、特にその後の体に影響を及ぼすことはありません。
もちろん、流派や考え方によっては鍼の本数を多く打つ方が効くという鍼灸師もいます。
どちらが良い、正しいとはっきり断言することはできませんが、鍼本来の「自分で治す力」を最大限に活かすには鍼の本数はその人に合った必要最小限の適正な量が望ましいとカラダキュアでは考えており、治療方針としています。
Q3.美容鍼の内出血はどれくらいの確率で起こりますか?
A.滅多に起こりません。
マニア度:★★☆☆☆
美容鍼を受ける上でリスクがあるとすれば「内出血の可能性」ですね。
ですが、これは滅多に起こるものではありません。
滅多に起こることではありませんが、身体の表面から身体の内部を見透かし血管を避けて鍼を刺すことはできませんので、どんな名人でも100%起こしませんとは言い切れないことも事実です。
まずは美容鍼、または身体の鍼施術の際の内出血はどうして起こるのかを説明します。
健康な血管は弾力のある強靭な繊維で出来ており、本来0.1またはミリ前後、またはそれ以下の柔らかい鍼で刺そうと狙っても、そうそう刺さるものではありません。
こんにゃくにお箸を刺そうとしてもなかなか刺さらないのと同じです。
ですが、体調や体質、病気などで血管の弾力が失われていると鍼が刺さりやすくなってしまいます。
その際の出血がうまく体表面に出ず、つまり皮下に出血してしまうと内出血となり小さいアザが出来てしまうことがあります。
ここでぜひ覚えておいていただきたいのが、もし鍼で内出血ができてしまったとしても「必ず消える」ということ、そしてお顔であれば「2~3ミリ以下程度のサイズ」であるということです。
※身体の場合はもう少し大きくなることもあります。
色も打撲時のような濃い色になることはなく、2・3日から長い人でも2週間以内には消えてしまうことがほとんどです。
もし、内出血ができてしまったら、放っておきましょう。
馴染ませようと揉んだり、マッサージしたりすると広がってしまう可能性があります。
また、「どうしても内出血は困る」という場合は、肌質を見て鍼を打つ場所を変更することも可能です。
近日中に大切なイベントなどがある時には、美容鍼を受ける前に担当鍼灸師にその旨伝えておくことをおすすめします。
さて、内出血の可能性はとても低く、発生頻度は体調や体質によることが多いと書きましたが、鍼が入っている時に動いたり、咳、くしゃみをしたりしても内出血の可能性は高くなります。
美容鍼中のおしゃべりも同様ですのでご注意ください。
また、一回の施術で何箇所も内出血が出来ている場合はよほどその方の血管がもろいか、そのようなご病気をお持ちでない限り、術者の技術が未熟な可能性もあります。
大切なイベント前の鍼灸院選びは慎重に行いましょう。
Q4.ボトックス注射をした後に美容鍼をしても問題ありませんか?
A、 基本的に問題ありません。
マニア度:★★★★★
エラ張りや眉間、額のシワなど、ボトックス注射を受けながらカラダキュアにもお越しになる方は多数いらっしゃいます。
そもそもボトックス注射とは、筋肉を収縮させるための神経伝達物質であるアセチルコリンの分泌を阻害し、筋肉に一時的な麻痺を生じさせることで、表情筋のクセによってできるシワの予防と改善に効果を期待する、という治療法です。
約3ヶ月~6ヶ月程度の持続効果があるとされているので、お悩みの程度が深い、一回で効果を出したい、忙しくて頻繁には通えない、注射に抵抗が無い、などという方にはとても良い方法だと思います。
先程“基本的に”と書きましたが、美容鍼とボトックス注射を同時期に併用するには少し注意が必要です。
ボトックス注射をした後は、薬剤が狙った筋肉に留まるよう、その部位の刺激を1〜2週間程度禁止しているクリニックさんがほとんどです。
美容鍼もそれぐらいの期間は空けてからの方が良さそうですね。
反対に美容鍼をした後にボトックス注射をなさる場合は、ボトックス注射をお考えの部位に内出血が出ていないかどうかを確認するため2~3日空けてから、もし、内出血ができてしまっている場合は念のため、内出血が消えてからにしましょう。
※美容鍼でできる内出血は微小なため、ほとんど問題はないと考えられますが、内出血部分にボツリヌス菌が入り込む可能性もあると言われているので念のため注意しましょう。
また、カラダキュアの美容鍼は筋肉の層まで刺入したとしてもそれほど深くはありませんが、他の鍼灸院さんでは太めの鍼を深く刺すところもあります。
その場合はもう少し日数を空けた方が良いかもしれません。
ご不安な方は担当の鍼灸師さんに相談してみて下さい。
どちらの場合も施術先の担当者に「〇日前にボトックス注射をどこにした」または「美容鍼を〇日前に受けた、どこに内出血が出た」と伝えておいた方が良いでしょう。
美容鍼もボトックス注射もせっかく受けるなら最大限に効果を出せるようにしたいですね。
さて、みなさんの鍼マニア度はいかがでしょうか。
★★★★★をご存知だった方はなかなかのマニアと言って良いでしょう!
今後もマニア度チェックができるようなまとめを書いていきますのでお楽しみに。
初めての方には、少しでも不安なく美容鍼、鍼施術を受けられますよう、これからもカラダキュアで多いご質問に詳しく回答していきます。
これからの施術プランにぜひお役立て下さい。
美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。