Q.19 血流が悪いとは具体的にどういう意味ですか?
A.細胞の栄養状態が悪いという意味です(具体的には下記をお読みください)
マニア度★★★☆☆
「他の院で血流が悪いと言われた。血流が悪いということが身体にとって良くないことだという事は分かるが、具体的にどういうことが起こるのか」
というご質問を受けました。
この質問、実は意外と多いのです。
「血流が悪い」「血行が悪い」「血の巡りが悪い」など血液が体内をうまく循環できていないイメージで使われる言葉はいろいろありますが、さて具体的に何が悪い?と言われるとちょっと考えちゃいませんか?
今回は知っているようで難しい「血流が悪いと起こること」についてまとめたいと思います。
血液の役割をおさらい
血液の役割は、
- 酸素や栄養を各細胞に運ぶ(赤血球)
- ウイルスや細菌と戦う(白血球)
- 止血する(血小板)
- 不要なものを排出する(血漿)
の4つです。
血液の循環が悪いという事はこの4つのシステムが滞っているという事になります。
血流が悪いとどうなる?
血液の役割の内、「酸素や栄養を運ぶ」「不要なものを排出する」この2つが滞ると、酸素や飲食物から得た栄養が細胞に行き渡らなくなり、余計なものを溜めこみやすくなります。
具体的には、
- キズや吹き出物などの治りが悪い
- 顔色が悪い
- クマが目立つ
- 疲れ易い、疲れが抜けない
- 抜け毛が増える
- 慢性的に肩がこる
- 冷える
- むくむ
- 内臓の働きが弱まる(便秘や消化不良、痔など)
など様々な問題が現れます。
3つ以上当てはまる方は血流の滞りがあるかもしれません。
血流が悪くなる原因は?
血液の循環が悪くなる原因として、運動不足、偏った食生活などがあります。
- 筋肉は全身に血液を行き渡らせるポンプの役目、座りっぱなしの時間が長い方、発汗が少ない生活、呼吸が浅い方は血流が悪くなります。
- 偏った食生活や過度なダイエットで食事量を減らしているとそもそも良い血液が作られなくなります。また、間食や脂質が多いと血液がドロドロになり流れにくくなります。
- その他、ストレスなどからくる自律神経の乱れや睡眠不足、冷えなども血流を妨げる原因になります。
血流改善のためには?
- 水分を摂る
- 軽い運動をする(特に下半身)
- 汗をかく
- 極端に食事量を減らさない
- 睡眠を十分に摂る
など、基本的なことですが、寒い季節は意外と水分が足りていないことも多いです。
もう一度見直してみましょう。
東洋医学でも血(東洋医学ではケツと読みます)の流れに問題があるのは病の一つと考えます。
血瘀(けつお)、血虚(けっきょ)、血寒(けっかん)、血熱(けつねつ)など血病(けつびょう)を表す言葉がたくさんあります。
もちろん鍼でも血流改善はできますが、それはまた次回に。
美容鍼においても血行性のお悩み(クマ、くすみ、むくみなど)は得意とするところですので、ぜひご相談ください。
美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。
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