毎日暑い日が続き、水分補給にもより一層気を遣う季節になりました。
「お水は一日2リットル以上飲むようにしています」
とおっしゃる方は多いですが、本当に正しいのでしょうか。
今回は正しいお水の量をおさらいしてみたいと思います。
必要なお水の量は?
人が生きていくためには、一日に2.5リットルの水分が必要と言われていますが、これには、食べ物(一日に平均的な食事をした場合、約1,0リットル)や、体内での代謝活動から作られる水分(約0.3リットル)も含まれており、実際に飲み物として摂取すべき量は約「1.2リットル」程度と言われています。
もちろん、これらの数字は、体重や筋肉量、年齢、食事量、食事内容、汗をかく量、持病の有無、気候などで変わるということは皆さんもご存知かと思います。
一日2リットル以上飲む、はどうなの?
一日に必要な水分摂取量についてはさまざまな資料や情報がありますが、ほとんどが欧米人を対象とした研究資料が基となっているようです。
「一日2リットル以上」も、もともとはアメリカで流行した健康法の一つでした。
水分摂取量を考える上で大切なことは、その人の体格や体質、食事内容、生活習慣、気候などですが、欧米人と日本人ではそのほとんどが違うと言ってもいいでしょう。
身体が大きい人、乾いた地域であれば多くの水分を必要としますし、欧米食は日本食よりも含まれる水分量が少なく、飲み物としての水分量がより重要になります。
このようなことから、湿度の高い日本で暮らす日本人にとって「一日に2リットル以上」を飲料として摂取するのは多すぎるという専門家の声もあります。
正しいお水の量は?
残念ながら、日本人を対象とした正しいお水の摂取量についての信頼できる資料は今のところないようです。
(ここまで書いておいてスミマセン…。)
上記の数字は欧米人を対象にしたものですが、少なくとも1日1.2リットルのお水は飲んだ方が良さそうですね。
これを参考にご自身の体調や体質、食事量、食事の質、汗の量、筋肉の量、季節など、さまざまな条件を考え、賢く調整をしていただくしかありません。
ちなみに、今まで書いてきた「水分」とは「水」のことで、お茶やコーヒー、ジュースなどは含めていません。
私自身、お水を飲むのが苦手で苦労していますが、お水を適正に飲むといいことたくさんです。
次回は、そのあたりのおさらいにもお付き合いください。
まずは脱水、熱中症に注意して楽しく健康な夏をお送りください。
美容鍼灸サロン カラダキュアは「真の美しさは健康から」をモットーに鍼灸施術を行っています。