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皮膚温とは
皮膚温とは皮膚表面の温度の事。
皮膚温は34℃前後が一番理想であるとされており、低すぎても高すぎても皮膚本来の働きが損なわれてしまいます。
ホメオスタシス(恒常性)の働きにより、いつもほぼ一定に保つことができる体温とは違い、皮膚温は季節やエアコンなど皮膚が接している温度の変化、体位、喫煙など、それに伴う血流量の影響を受けます。
つまり、寒い環境にいれば冷え、暑い環境で過ごせば皮膚温度は上がるということになります。
皮膚本来の働きとは
- 保護作用…外界の刺激から肌を守る
- 分泌作用…皮脂や汗を分泌し、乾燥や細菌の繁殖を防ぐ
- 体温調節作用…汗をかくことや立毛筋を収縮させることで、体温を調節する
- 貯蓄作用…皮下脂肪を蓄える
- 排泄作用…老廃物を汗腺から排出する
- 知覚作用…触覚、痛覚、温覚、冷覚などの感覚をとらえる
があります。
皮膚温度が低いと、これらの機能が正常に働かず、肌トラブルの原因となります。
猛暑だったこの夏は冷房が効いた屋内で過ごす時間が長く、皮膚温も長時間低いままという方が多かったのではないでしょうか。
具体的にはどんなトラブルが現れる?
- 外界の刺激に弱くなる
- ターンオーバーが乱れる
- 不要な老廃物が排出されにくくなる
- 不完全な肌細胞が作られやすくなる
- ターンオーバーが乱れる
その結果、
- 吹き出物ができやすく、肌荒れしやすい
- コラーゲンなどが作られにくくゴワゴワ、カサカサする、ハリ・ツヤがない
- 肌がくすんで見える、キレイに見えない
などの症状が現れます。
これらのどれか一つでも当てはまった方は、皮膚温が下がったままなのかもしれません。
皮膚温を上げるには
運動や入浴などで血流の力を借りることが効率的です。
体温が上がれば皮膚温度も上がります。
体温のように維持調節はできませんが、血液が巡ると皮膚温は上がりますので、一日中冷房が効いた部屋にいる方は15分ぐらいの運動を心掛けてください。
運動が苦手な方は入浴も効果的ですよ。
カラダキュアでは美容灸をお勧めしています。
もちろん、ヤケドを作るようなものでも、熱さを我慢するものでもなく、むしろリラックスして眠くなるほどの心地よさです。
気になる方はご相談ください。
気温が下がり始める秋以降の季節も対策が必要ですが、冷房に当たり続けた今の時期も念入りなお手入れが必要です。
ゴワゴワ、ザラザラする方はぜひご相談ください。