今回は、東洋医学の考え方から季節別にオススメの食材をピックアップして書いていきます。
現在、鍼灸や東洋医学の有用性は、WHO(世界保健機構)でも認められています。
はじめに、東洋医学初級編のコチラのブログからご覧ください。
当たり前の事ではありますが、今のみなさんのお身体は、今ままでみなさん自身が取ってきたお食事で作られています。
そのお身体を作り上げているお食事を一工夫するだけで、今のお悩みが少しでも改善するかもしれませんので、是非参考にしてみてください。
季節別!出やすい症状とオススメ食材
春
春には「肝」が失調しやすくなります。
肝は「怒り」の感情を支配しているので、春の気が上昇しやすい特徴と合わせて、この時期はイライラしたり怒りやすくなったりします。
肝には気血を巡らせる働きもあるため、肝の失調により目や筋肉の不調が出ます。
肝と関わりを持つ色は青(緑)です。
酸味のあるものや小松菜、ニラ、豆もやし、野草などの青菜や芽吹く力のある食材がオススメです。
夏
夏には「心」が失調しやすくなります。
ストレスを感じやすくなり、体に熱を溜め込み、興奮傾向になるのでリラックスできない、寝苦しいなどにも繋がります。
心には赤や苦味が有効ですので、トマトや茄子、ゴーヤ、春菊などの青野菜や苦味のある食材がオススメです。
長夏(高温多湿な時期)
長夏(高温多湿な時期)は「脾」が失調しやすくなります。
この時期は湿気が体に影響してきて、重たくなったり悩み事や心配事が多くなりがちです。
胃腸の不調も出やすく、症状が長引いてしまうことが多いです。
脾には、黄や甘みが有効ですので、カボチャやとうもろこし、玄米など黄色くて甘みのある食材がオススメです。
秋
秋には「肺」が失調しやすくなります。
五臓の中でも外気に触れやすい位置にある臓器のため、乾燥に弱いです。
肺の影響で免疫力が下がりやすくなり、花粉などのアレルギー症状も出やすくなります。
感情は悲しみと関係が深くなります。
肺には白や辛味が有効ですので、大根や玉ねぎ、レンコン、ネギなど白くて辛い根菜がオススメです。
冬
冬には「腎」が失調しやすくなります。
水分代謝が悪くなり、むくみ、疲れが取れないと言った状態になります。
体を冷やさないようにすることが第1です。
感情は恐怖と関係が深くなります。
肺には、黒や塩辛いものが有効ですので、昆布やひじき、黒豆、ごぼう、あずきなど黒い食品や乾物がオススメです。
感情もそれぞれと関係があります。
今回は少ししか書いていませんが、もっと知りたい!気になると言う方は、詳しく書いてあるコチラのブログをご覧ください。
より自分のお身体と向き合うきっかけにもなりますので、是非体調や季節に合わせて食材を選んでみてください。
カラダキュアでは、コースによって脈診・腹診といった体質を見て整えていくコースもございます。
その日の上記にある五臓の状態についてなどもお話しできますので、気になる方はお気軽にご相談ください。
体質改善したいという方は、「基本コース」が入っているコースで是非ご予約ください。